私は西阿知に生まれ、遍照保育園、西阿知幼稚園、西阿知小学校、第一中学校、倉敷南高校と進み鳥取大学医学部を卒業しました。その後岡山に戻り、主に中国四国地方の基幹病院を中心に小児医療に携わりました。中でも自分の小児科領域の専門は“小児癌”であり、白血病や悪性リンパ腫、神経芽細胞種や網膜芽細胞腫、肝芽腫、腎芽腫、脳腫瘍などの悪性腫瘍の治療を行ってきました。抗癌剤による化学療法や造血幹細胞移植を多くのお子さん(赤ちゃんから高校生まで)に行ってきましたが、再発を繰り返す難治なお子さんも多く、両親の腕の中で短い一生を終える命をたくさん見てきました。“もう少し早く見つかっていれば…”と言う思いが自身の開業を決意する要因になりました。